皆様、こんにちは。
吉祥寺唯一の自費リハビリテーションを行うメディカルフィットネスProduceです!
本日のテーマは『脳卒中は身近な病気?予防する為には何が必要か?』についてです。最近では、テレビでも「健康」や「予防」について放映されることが多く、脳卒中という言葉を知っている方、聞いたことがある方は多いと思います^^
しかし、医療技術の進歩により、長寿大国となっている日本ですが、その背景に介護が必要な人も増えていることはご存知でしょうか?
実は、寝たきりや介護が必要になる病気は、脳卒中後の後遺症が最も多いのです・・・
病気は、原因を知らなければ、対策を立てることができません。
- 『どんな人がかかりやすいのか?』
- 『死亡率はどれくらい?』
- 『脳卒中を予防できるのか?』
といった悩みにお答えしていきたいと思います。是非、最後までお読みください。
目次
・脳卒中とはどんな病気?
・脳卒中にはどんな種類があるのか?
・脳卒中の死亡率はどれくらい?
・脳卒中になりやすい危険因子とは?
脳卒中とはどんな病気?
脳の血管が破れたり、詰まったりすることで脳の細胞に栄養や酸素が届かなくなり、脳の細胞が死んでしまう病気です。急に意識がなくなったり、半身麻痺が起きたり、ろれつが回らなくなるなどの症状が起きます。
「脳卒中」は一般的な言い方で、正式な医学用語では「脳血管障害」と呼ばれます。今回は脳卒中で統一させていただきます。
脳卒中という言葉の由来としては、「卒然として邪風に中たる」と漢語辞典には掲載されていて、突然悪い風に当たって倒れるという意味から来ています。CTやMRIがない時代は脳の血管が詰まった、破れたということがわからないため、「悪い風」が原因と考えていたようです。
脳卒中にはどんな種類があるのか?
大きく3分類にわかれます!
- 《脳梗塞》・・・血管が詰まることでその先の脳細胞に血流が行き渡らず、酸素や栄養を送ることができなってしまう状態。
- 《脳出血》・・・脳内の血管が破れて出血がおきる状態。
- 《くも膜下出血》・・・脳の外側にある血管にできた瘤(こぶ)が破裂し、脳とくも膜の間に出血がおきる状態。
更に脳梗塞には3つに分類され、
- 《ラクナ梗塞》・・・脳の細い動脈が狭くなり、詰まってしまう
- 《アテローム血栓性脳梗塞》・・・動脈硬化が原因となり、血管が徐々に細くなり、詰まってしまう。
- 《心原性脳梗塞あk・・・心臓などから脳に血栓が飛んで詰まってしまう。(心房細動という不整脈が原因として多い)
少し難しい言葉が続きましたね。
さて続いては、気になる死亡率について・・・
脳卒中の死亡率はどれくらい?
脳卒中の死亡率は、悪性新生物(がん)、心疾患、老衰について第4位!!!
参考:「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」(厚生労働省)
しかし、介護が必要となった原因疾患では脳卒中は第1位です。
医療の進歩によって、生命は助かる人が増えていますが、その分後遺症を持ち生活をする人が増えています。
脳卒中の危険因子
脳卒中にかからないようにするためには、脳卒中を引き起こす原因を知ることです。
脳卒中の危険因子は、「自分で管理できないもの」と「自分で管理できるもの」に分けることができます。
《自分で管理できないもの》
年齢:
加齢とともに血管が老化し、破れたり、詰まりやすくなっていきます。
性別:
脳卒中全体としては、女性(46.7%)より男性(53.3%)のほうが多いことがわかっています。
疾患別に見ると脳梗塞は男性(54.7%)>女性(45.3%)、
脳出血は男性(58.1%)>女性(41.9%)、くも膜下出血は男性(28.9%)<女性(71.1%)の割合です。
季節:
冬場寒くなると血管を収縮させることで、人は体温が下がりすぎないよう維持しています。
その状態が続くと血流が悪くなり、血管が詰まるリスクが高くなります。
家族歴:
両親や兄弟姉妹が脳卒中を患ったことのある人はない人と比べて、男女ともに2倍程度リスクが高いことがわかっています。
《自分で管理できるもの ~疾患~》
高血圧:
血圧の上昇に伴い、男女ともに脳卒中発症のリスクがあります。
ただし、正常血圧でも発症する可能性もあるため、血圧だけでなく、生活習慣にも注意が必要です。
糖尿病:
血糖値が高い状態が続くと動脈硬化が起こりやすく、血管が詰まるリスクが高くなります。
脂質異常症:
悪玉コレステロール、中性脂肪が過多あるいは善玉コレステロールが少なすぎてしまう状態のことを言い、悪玉コレステロールが高いと動脈硬化となりやすく、血管が詰まるリスクが高くなります。
心房細動:
不整脈の一種である心房細動が起きると、心臓の血流が乱れ心臓の中に血栓ができやすくなりその血栓が脳に運ばれて詰まってしまう状態です。(心原性脳梗塞)
他分類の脳梗塞ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞よりも心原性脳梗塞の方が脳のダメージが広範囲となりやすく、後遺症も残りやすいと言われています。
《自分で管理できるもの ~生活習慣~》
肥満:肥満自体にはリスクはないが、肥満となることで起こりうる高血圧、糖尿病などの危険因子と密接に関係することから発症のリスクがあります。
飲酒:日本酒換算で1日1.5合以上の飲酒は発症のリスクがあります。
喫煙:少量であっても、くも膜下出血、脳梗塞発症のリスクがあります。
ストレス:ストレスの多い人は、体格指数(BMI)が上昇し、血糖値、コレステロール値が高い傾向にあり、発症のリスクがあります。
脳卒中とは?動画で説明
動画で簡単に脳卒中とは?を説明しています!
是非ご覧ください♪
まとめ
・脳卒中は、「血管が詰まる病気」と「血管が破れる病気」に分かれる。
・脳卒中の原因は、「自分で管理できないもの」と「自分で管理できるもの」に分かれる。
Produceでは、脳卒中の方に対する身体の治療や運動指導をしつつ、病気の予防に着目した身体作りを行っています。
新しい環境で、新しいことを始めることで身体がよくなるきっかけになるかもしれません。
セラピストは柔道整復師や理学療法士、作業療法士が常駐しています。脳卒中による身体の悩みがある方は、是非一度遊びに来てくださいね♪
あなたの状態にあった適切なリハビリ・運動・治療を一緒に見つけましょう!
最後までお読みいただき有難うございました(*^▽^*)
メディカルフィットネスProduce
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参考文献
1)「疫学・要因・対策」シリーズ 要因シリーズ1 わが国の循環器疾患の危険因子「脳卒中」
2)厚生労働省:平成22年度国民生活基礎調査の概要
セルフケア // 脳卒中の最新記事
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