皆様、こんにちは。
吉祥寺唯一の自費リハビリテーションを行うメディカルフィットネスProduceです!
本日のテーマは『肩こりと頭痛』についてです。
厚生労働省が発表している、「平成28年度国民生活基礎調査」の
「性・症状別にみた自覚症状のある者(有訴者)率(人口千対)」では、
男女とも「肩こり」「腰痛」の有訴者率が高い結果となっています。1)
「風邪の症状はないのに、なんだか頭が痛い気がする」
そんな症状がある方は、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
具合が悪くないのに、なぜ頭が痛くなるの?
今回はそんな疑問や改善策を学んでいきたいと思います。
目次
・肩こりの症状
・肩こりの種類
・肩こりの原因
・頭痛の種類と原因
・肩こりと頭痛はどう関係するの?
・肩こりを予防しよう!
それでは解説していきます!
肩こりの症状
肩こりという名の通り、肩周辺の痛み、違和感が多いと思いますが、医学的には以下のように言われています。
「後頭下部から後頸部、肩甲背部、肩関節部にかけての筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感、鈍痛などの症状、愁訴」とするものが多い。
過去の国内文献では、前述の部位の重苦しい、張っている、固くなっている、痛い感じ、重だるさ、こわばりとする表現が用いられているが、筋硬結などの他覚症状の有無、基礎疾患が関与する程度などは問題とされていない。2)
肩こりの種類
肩こりは、本態性(原発性)、症候性、心因性の3種類に分けられます。
《本態性肩こり》
特別な原因がないが、なんとなく肩が凝るという状態。大半は本態性肩こりに該当しています。
《症候性肩こり》
肩こりが起こる原因がはっきりしている状態。
頸椎疾患、肩関節の機能障害、それに伴う周辺の筋群の異常などが当てはまります。
《心因性》
精神神経科領域では、うつ病、パニック障害で肩こりを訴える人がいるとされています。
また、不安や緊張による筋緊張が、後頭部の緊張を招くことも多いです。
ストレスがあると、ドーパミンが過剰に放出されて、通常は収縮する必要のない筋肉までが収縮してしまい肩こりになります。
肩こりの原因
肩こりの原因を以下の通りまとめました。
・筋の過使用
・血行障害による疲労物質の蓄積、
・動脈硬化による肩の諸筋への血行不良
・不自然な体位
・不良姿勢、円背、なで肩、側弯など同じ姿勢を無理に長時間保った結果の血行不全
・心理的な緊張
・筋の結合織炎
頭痛の種類と原因
頭部には痛みの感覚を受け取る受容器があり、
そこでキャッチされた刺激が電気信号により伝達され、脳に伝えられることによって頭痛になります。
頭痛は硬膜および血管が伝達経路となり、皮膚、筋肉および筋膜、骨膜などの痛みの感覚を受け取る受容器に伝達されることで起こっています。
《片頭痛》
頭部の血管が拡張し、炎症を起こして痛みが発生します。
発生の原因としていくつか説が挙げられており、三叉神経血管説、血管説やセロトニン説、皮質拡延性抑制説など、日々研究されています。
*三叉神経血管説
脳神経の中で最も大きく、主に顔面や頭部の感覚をつかさどる三叉神経が関与しているという説です。
何らかの刺激によって三叉神経が刺激されることにより、三叉神経の先端から血管に作用する様々な神経伝達物質が分泌されます。
それらの働きで血管が拡張したり、炎症が発生して神経を刺激し、痛みが起こる仕組みになっています。
《緊張型頭痛》
緊張型頭痛の発生には、身体的・精神的なストレスが複雑に関係していると考えられています。
*身体的ストレス
無理な姿勢の維持や長時間のパソコンの使用などによって頭から肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなると、
乳酸などの疲労物質が筋肉にたまり、これが神経を刺激して痛みを引き起こしています。
*精神的ストレス
精神的に緊張した状態が長期間続くと、脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こし頭痛を引き起こしてしまう。
《群発頭痛》
群発頭痛の原因については残念ながらまだはっきりとわかっていませんが、中年の男性に多くみられます。
症状としては副交感神経の刺激により、涙が出る、瞳孔が小さくなる、充血・鼻水・発汗などが起こります。
肩こりと頭痛はどう関係するの?
ようやく本題です。ここまで読んでくださったかたは、気付いているかもしれませんが、「肩こり」と「頭痛」は関係します!
この肩こりと頭痛が関係しているものが「緊張性頭痛」ではないでしょうか。
姿勢不良や運動不足による筋力低下など身体的ストレスが積み重なることで肩こりが起き、肩こりによって首から頭に向かう血流が滞り頭痛が引き起こされます。
この緊張性頭痛を改善させるためには、生活習慣を見直す必要があります。
★チェックポイント
☑︎長時間同じ姿勢
☑︎下を向いていることが多い
☑︎背中が丸い
☑︎運動不足
皆様はチェックポイントがいくつあてはまったでしょうか?
当てはまるチェックが多いほど、緊張性頭痛を引き起こす可能性が高いです。
肩こりを予防しよう!
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まとめ
・肩こり頭痛にも種類があり、それぞれ原因が異なる。
・肩こり頭痛ともに、筋肉に過剰に力が入ることで起こる。
・過剰に力が入る原因は、姿勢不良が影響している。
「痛いけど、まあいっか。」で済まさず、早めに手を打つことで痛みを長引かせず、快適な日々を送るきっかけになるかもしれません。
肩こり、頭痛ともに、もしかすると何か病気の予兆である可能性もあります。
ご自身で判断がつかない時は医師の診察をおすすめします。
Produceでは柔道整復師や理学療法士、作業療法士が常駐しています。
日々の不調が起こる原因や、それに対処する必要な知識をお伝えしたり、運動を行ったりすることが出来ますので、是非一度遊びに来てくださいね♪
最後までお読みいただきありがとうございました(^_^)☆
参考文献
1)厚生労働省:平成30年国民生活基礎調査(平成28年)の結果からグラフでみる世帯の状況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-h28_rev2.pdfより2020年5月4日検索
2)肩こりの臨床:適切な診断と治療のために
https://kindai.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=10307&item_no=1&attribute_id=40&file_no=1&page_id=13&block_id=21より2020年5月4日検索
近畿大医誌(MedJKinkiUniv)第35巻3,4号 151~156 2010
3)全日本鍼灸学会研究委貝会臨床部門肩凝り班:肩凝りの定義およびメカニズム
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/44/4/44_4_361/_pdfより2020年5月4日検索
4)初心者・心理職のための臨床の知 ここがポイント!~病態編~第9回頭痛
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/56/8/56_833/_pdfより2020年5月5日検索
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